飲食店・買物

〈ブルーファームカフェ〉
“ものづくり”のストーリーに囲まれながら
オリジナルコーヒーと
バターサンドでくつろぐカフェ時間

情報掲載日:2022.07.13
※最新の情報とは異なる場合がありますので、予めご了承ください。


地元の木を使い
リニューアルした
センスあふれるカフェ空間

鮮やかな青いドアが目を惹く
岩出山のメイン通りに佇むブルーファームカフェ。

店内へ入ると、程よい広さのスペースに
木のぬくもりが感じられる、テーブルと椅子が並んでいます。
木目の美しい木の板が、センス良く壁にあしらわれていて
空間をより引き立たせてくれています。

 

木のぬくもり溢れる空間と目を惹くディスプレイ。

 

「いらっしゃいませ」と
気さくな笑顔で出迎えてくれたのは
店主の早坂 和恵さんです。

 

笑顔が爽やかな和恵さん、赤いターバンがとてもお似合いです。

 

ブルーファームカフェは
デザイン事務所が運営するカフェで
和恵さんの旦那様はデザイン事務所を経営しています。

2016年にできたこちらのカフェは、
2020年10月のタイミングで和恵さんが店主となり
リニューアルオープン。

信頼する建築士さんに頼んでつくられた空間は
地元の木が使用され、愛着のわく
素敵な空間に生まれ変わりました。

 

 

オープンからの看板メニュー
オリジナルブレンドコーヒーとバターサンド

まずはカフェのオープンから提供している
オリジナルブレンドのコーヒーと
試作を重ねたという一押しのバターサンドを
いただくことに。

 

この日頂いたのはりんごのバターサンドとブルーファームのオリジナルコーヒー。

 

お土産用のかわいいパッケージのドリップパック。バターサンドも購入できます。

 

一口飲むとしっかりとしたコーヒーの苦味とコクが
口に広がります。

このコーヒーは、仙台にあるコーヒーショップの“ほの香”さんに
ブルーファーム専用にブレンドしてもらったこだわりの一品。

世界中の厳選された農園から、良質な生豆である
スペシャルティーコーヒーを買い付け
提供しているほの香さん。

ブルーファームカフェでは
「苦味がしっかりしたものを」とお願いしたそうです。

確かに苦味を感じますが、とても上品で爽やかな苦味。
頭がスッキリしてクリアになるので
身体も心もスイッチが入ります。

そして、その苦味に合うのが
サクッ!とした食感の甘いクッキーに
季節の果物のクリームを挟んだバターサンドです。

「カロリーを気にしなくてもいいように果物を使ったり
素材にこだわっているんですよ。」と和恵さん。
嬉しい配慮に、罪悪感なく食べられるのも嬉しいポイントです。

 

存在感のある照明のシェードは、鳴子の木工作家さんの作品。

 

 

試作を重ね、辿り着いた一品

このバターサンドは、 実は和恵さんが初めて商品開発したもの。
コーヒーに合うように六本木レストランのシェフから
提供してもらったレシピをもとに、試作を重ね辿り着いた一品だといいます。

 

納得のいくまで何度も試作を重ねたそう。

 

和恵さんは、これまで家庭でのお菓子作りはしてきたものの
商品としてのお菓子作りの経験は初めてでした。

「段々と作り方がわかってきて、最初のシェフのレシピから
少しずつですが改良してきています。」
そう語る和恵さんはもうお菓子作りのプロの顔をされていました。

そんな試行錯誤の末にできたバターサンドは、
見た目も美しく食べるのが勿体無いほど。

口に入れるとサクサクした食感に
果物の甘酸っぱさとクリームの甘さが溶け合います。

そして、その後に飲むコーヒーの美味しいこと…!
至福のひとときです。

 


ものづくりの向こう側
顔の見えるものたちに囲まれて

お店に置いてあるアイテムについてもお聞きしてみました。

「お店にあるものは、お仕事で繋がった人たちのものや
顔の見える方達のものです。目につくものは、ほとんどお話できますよ。
だからいらっしゃった人との会話に困りません(笑)。」

その言葉通り、和恵さんから
お店の内装、飲食で提供されるものやジャムなどの商品。
コースターやガラスの鳥の置き物など。
いろんな作り手の方のお話を聞くことができました。

 

雄勝石再生のプロジェクトに関わっていただいたガラス作家さんの作品。

 

ウクライナ支援として作られた黄色と青のコースター。革作家をいとなむご夫婦の作品。

 

一押し商品のジャムの材料も全て顔の見える生産者さんから取り寄せています。

 

素材や商品の向こう側にある
“ものづくり”をしている相手の顔が浮かぶものを
ブルーファームカフェでは取り扱っているのが伝わります。
相手の顔が見えるということは、
それだけその素材やものへの愛も深まるような気がします。

人と人との関わりが見えることのあたたかさ。
顔が見えるという安心感。
ものづくりという「モノ」や「コト」が生まれる
空間から感じる新しさやワクワク感。

カフェに訪れた人も、そのお裾分けを感じながら
ゆっくりと寛ぐことのできる場所です。

 

 

 

(撮影: 佐竹歩美)

この記事を書いた人はこちら

佐竹歩美|ツナグ編集室

宮城県大崎市在住。「日晴りデザイン」を屋号に写真・デザイン・イラストの3軸で活動中。
2021年にツナグ編集室を発足し、チームでの活動も始める。
食べること、手しごと、温泉と鳴子こけしと柴犬が好き。

  • ※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください
  • ※新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、国・県・各市町村から各種要請などがなされる場合がございます。必ず事前にご確認ください
  • ※お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします

MONTHLY RANKING

月間記事ランキング